わごむのびのび

ゲームとかアニメとかの感想とか

ドラゴンクエスト11S 感想

積んでて放置していた3DS版のDQ7をクリアして、そのままの勢いでSwitch版をプレイ。
いやー想像以上に良いゲームでびっくりした。
サブクエとかはやりこんでないので裏ボスまでのメインストーリークリアの感想です。

ストーリー

「幼馴染とキャッハウフフしようと思っていたら勇者と言われ、城に行ってみたら悪魔とか言われて 滝の上から飛び降りることになったのですが」
という今までにない掴みばっちりのスタート。滝はもうノリノリでギャグとしてやったでしょ感。

しばらく進めてユグノア城跡、ロウ・マルティナの正体と過去のことを少し知る。
 ・国、娘夫婦、孫を一度に失くし、絶望の中でも真相を求めて旅を続け、孫と再会したロウ
 ・命の恩人の子を一度は手放してしまったマルティナの「今度は…離さない…!」
この二人のこの時の気持ちを考えたら堪らなくないですか
二人とも中の人の演技が良かったこともあり、特に麦人さんの演じるロウには涙腺刺激されまくってやばかったです。

異変突入は「はえ~絶望感すごい」という感じでしたね。。いやホントに
結局は復帰して力をつけて倒すんだろう、とかドラクエって結構2部3部構成好きだよねとか
そんなことを考えながらではあったのですが、ビジュアル面の強化もすごいこともありここはずっしりきました。
海底王国でのジャコラの襲撃で王女から逃がされるシーンのどうしようもなさ含めてここら辺の絶望感の演出すごかった。(絶対王女死んじゃうじゃんと思ってたのになんなんですかザコラさん俺の悲しみ返して)
魚勇者が流れに逆らって必死に戻ろうとする姿が良かった
でも言うほど各地そんなに崩壊してないのはなんかね。裏?ストーリーで過去に戻る説得力が低い要因でもあったからガチガチに崩壊させてても良かったと思いました。

DQ4を彷彿とさせる形で導入された個別ストーリーですが、
カミュとマルティナ の話正直いらなかったな、という感想。
シルビアとロウに関しては肉付けされてキャラが際立ちながらも、あの絶望的な状況から立ち上がっていく姿が良く表現されてて良かった。
反面、カミュとマルティナは特にキャラ立ちするわけでもなく、今後のメインストーリーまでの間にこんなことがありましたよーだけなので、あんまりプレイ感が楽しくなかった。「ふーん、で」という感じだった。
カミュに至っては不思議パワーで覚醒させてもらっておきながら敵に負けて落ちたところを結局救ってもらうガチで意味わからんエピソード。いっそ、そこらで頭ぶつけて記憶がなくなってるギャグ話にしてほしかった。
元の構想として続きが気になる話としたかったのかもしれないけどそれ単体で面白くないと続きすら見たくない派の人間です。(つまらない話を書く人の続きの話に期待できないじゃん)

飛んで黄金城でもカミュの深堀になるわけですが、
ツンデレ狙いかもしれないけど言動とか金作れるようになっての行動がアレ過ぎて可愛く見えない妹
何かそれなりのエピソードで記憶が蘇るのかと思ってたら、樹で過去見てたら合わせて記憶が戻るカミュ 挙句妹放置して逃げてきたことが判明してドン引きする羽目になる。最初は助ける方法を探したりもしてたんだろうけどね?「自分の犯した過ちから逃げたくて忘れたくて あちこちでやけになった …気づけば いっぱしの盗賊さ」ってサイコパスかよコイツみたいな気持ちになった。預言者来なかったら放置コースあったで。
カミュ天空シリーズの系統につながるとか言ってるやつはイレブン君の諦めない勇者の姿と対比してちゃんと考えて。コイツに勇者の素質は感じられない。
カミュ人気あるのってマジで顔と会心必中だけなの?? 正直ここら辺でカミュが嫌いになってきて相棒面してくることにイライラし始めました。
冬の女王わざわざ残したんだし何かあるのかと思ったけど特に話に絡むことなく捕まってるだけだしお話作り極端に下手クソなの何?
あ、でもカミュが宝珠にこだわる理由が分かったところは好き

ベロニカが自分を犠牲にしてでも仲間を、世界を守ろうとしたわけだけど、何かここはあんまり感動できなかった。
ベロニカってストーリー中だとそこら辺の人と喧嘩してるイメージしかないからあんまり愛着湧かないし、大樹に行く前にはしっかり死亡フラグ立てたり、個別ルートなくて不穏な空気出しまくってたからほぼ受け入れ態勢出来てたよね。
ベロニカ関係なく仲間キャラの一人をガチで死亡させるのか…みたいな気持ちにはなった。

ですが、セーニャのところは良かった。 あそこで、夜だったか明けてからの朝だったかに町民に話を聞くと「葬儀の時に自分の髪を入れて燃やしていたでしょう、あれは相手への思いの分だけ髪を入れるんです」みたいなことが聞けるんですが、
あのセーニャがバッサリ髪を切っていることと含めて考えてうわーーーーーーーってなりましたね。
それほど姉への思いがありながら、あるからこそ思いを姉に送って立ち上がる姿うわーーーーーーーってしばらくジタバタしていました。
あと、最強セーニャ爆誕でクリア後にまた分離したの正直「戻して」ってなったよね

異変後から「過ぎ去りし時を求めて」というサブタイトルうわーーーーーってなることが多すぎてね、もう、うん
「ロウと幸せの王国」とかいうありえたはずのありえない幸せとか
城地下でのお父さんお母さんとの話とか
本来あったはずの主人公の幸せがちらっと顔を出す度にサブタイが頭をよぎって悲しくなる、というのを繰り返していた

下記は時渡りについての考察です。

色々と考察不足な点はあると思いますが、堀井さんの「馴染んでいく」という言葉と、本が2冊ある以上、世に蔓延っているDQ11パラレルワールド説は間違い”だと断言します。
いやまあ、ただのおとぎ話みたいな感じで残った説もあるので、断言は出来ないんですけどね。 パラレルが正史みたいな論調が多いけど、色んなものを無視したうえでの話なので結構無理がある、というのが私の認識です。
勇者(イレブン君)がローシュの子孫だとか言ってる考察は一蹴して良いです。生まれ変わりとしか言われていません。勇者が血縁である必要性は明言されていません。

キャラ

最推しキャラがロウなんですけど私おかしいですか。むしろ推しにならない方がおかしくない???ぐらいの気持ちです。
何かある度に笑顔で主人公に微笑むところとか見るだけで泣けてくる

戦闘

昔ながらのシステムなのでね単調なのは仕方ないね。 単調なんだけど、つまらないわけでもないのは不思議というか感心した。 戦闘バランスが良く分からないことがちょこちょこあったのだが、状態異常の中でも行動不能系が強すぎる。自キャラは回復>ダメージにしながら敵をダメージ>回復にしつつ戦うダメージリソース管理なゲームなのに回復キャラ封じられたらほぼ終わりに持ち込まれるor長期戦に持っていかれるバランスが著しく悪い箇所がところどころ見られた。
レベリングがあまり好きでないので低レベ進行になりがちな自分には壁画世界ボスとかハッスルじじいとかかなりクソボスでした。 脳死両手剣の有能さに気づくのが少し遅かったのが悔やまれる。 ゾーンは何か空気みたいな存在だったなー。ゲージぐらい用意してくれ。戦術に組み込む気にならない。

システム

スキルパネル

こういうのって結局「最適解」がほぼ決まるので、そうじゃないと難易度上がるだけの仕様なので「ユーザーの好みで進められる」のとは違うのであんまり好きじゃない。
キャラ毎に選ぶのも少し面倒かな

キャラ会話

7とかだとBボタン押すだけでキャラが喋ってくれるのに慣れるとね、いちいち会話画面出して喋るのめんどくさいんじゃ。キャラ数も多い今作は余計にめんどい。テイルズのスキット的なのがないドラクエにはこのストーリー進行毎に話してくれるのってキャラが良く分かる大事な要素だと思うので見る気がなくなる、めんどい感じなのは 次作では何とかしてほしい。
いつも思うんだけど移動とか戦闘中の作業でしかないところの裏で適当に喋っててほしいんだけどどこういった仕様誰も実装してくれないの良く分からない。移動が苦痛な人少ないの?

見た目装備

テイルズプレイヤーからすると「バカなのかな??」とか思う仕様に驚く
ステータス目的で装備してるのに装備中は見た目が固定されるのは謎(初期衣装にも戻せない)

移動関連

崩壊後に一時馬使えないの何で?使えなくする必要なくない?

Switch版でプレイした感想

ゲーム自体じゃなくてゲーム機の問題を感想に書くのはどうかと思うんだけどさ
Switchってコントローラーのドリフト問題あるじゃないですか
ドラクエの文字送りってAボタンとかだけでなく、スティックを倒しても進むんですよね

………
………………
良いシーンだろうと問答無用で文字送りされるのマジでイライラしましたね。
ドリフト問題、海外では無償対応しているのに、日本では未だに対応してないんですよね。
割とマジで任天堂嫌いになりました。

後、画質とか動きもところどころもっさりしたりするところもあったんで、
Switchでやる必要なかったなと思ったんですよ。
でも、Sになった後に出たPS4版とかってSwitch準拠なせいで画質が720pまでとかね
分けわからんことを知ってね。余計悲しくなりました。
任天堂スクエニも嫌いになりましたという話でした。

まとめ

ふつうに全般的に出来の良いゲームでした。